大学生との「地区イラストマップ作り」で地区の魅力の再発見

今年の夏から初秋にかけて、さまざまなイベントや企画が目白押しで、なかなかゆっくり報告できる機会をつくれませんでした。ようやくそれらの企画が一段落したので、今年の8月から10月にあったことを報告していきたいと思っています。

 

今回は8月に富山国際大学の地域づくりゼミの学生と地元の住民の方と一緒に行った、ここ立山町新瀬戸地区の「イラストマップづくり」のご報告です。この企画は、富山国際大学の地域づくりゼミの先生から声をかけていただき、実施することになりました。1年生5人のゼミ生と事前に企画を練り、数回の打ち合わせをして、地元の人と大学生とで地区の宝探しをして、825日から27日の3日間でイラストマップをつくることになりました。

 

初日は大学生5人と地元の方5名が朝9時に陶芸体験施設・陶農館に集合して、それぞれ自己紹介。その後、新瀬戸地区の越中瀬戸焼の窯元を4件訪問しました。そのほかにも新瀬戸小学校や新瀬戸保育所も訪問しました。新瀬戸小学校では、生徒たちによる地元の伝統芸能の池田浄瑠璃の練習風景を見学させていただきました。また新瀬戸保育所では、子供たちの茶道のお稽古に参加させていただきました。2人の中国から留学生は、日本の学校やお宅を訪問するのは初めてのようで、特に楽しんでいるようでした。

あらためて新瀬戸地区を地元の方と訪れて見ると、新たな発見がいくつもありました。ここ新瀬戸は江戸時代から陶芸と瓦を生産する地区であったため、その昔の窯の跡が点在していました。そして、江戸時代の器の破片を捨てた場所には、陶器のかけらが山のようにうずたかく積み上げられていました。

 

そして、学生のみなさんが目につけたのが、この新瀬戸地区に多く見られる、「お地蔵さん」。たしかに以前から、ここは地蔵が多い地区だなあと思っていいましたが、実際にひとつひとつをゆっくり見たことがありませんでした。今回、学生達と一緒に初めてゆっくりみてみたのですが、どれもこれも違った表情をしていて、非常に興味深いものがありました。

初日と二日目の午前中に地域をまわり、午後からは地図作りに入りました。学生たちは、短い時間ながらも、自分たちで見てきたところをイラストマップに描いていきました。そして3日目の午後には地区の方を招いて、イラストマップの発表会を行いました。学生の皆さんには、慣れないながらも、精一杯自分が作った地図と新瀬戸地区の紹介ポスターを発表していただきました。

 

学生さん達が作成したイラストマップと新瀬戸地区の紹介ポスターは、新瀬戸地区の陶農館に掲示しています。またイラストマップは、陶農館に来られる方にお渡しするほか、ここ新瀬戸地区を紹介する際に活用させていただきます。

 

この地図作りを通して、学生の皆さんには、外部者の視点からこの新瀬戸の地元の魅力を探ってもらいました。また同時に、地元の人にも学生を通して、ここの魅力を再発見する機会になったのではないかと思っています。

 

 

 

富山県立山町「地域おこし協力隊」

小島 路生

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