第3回立山カントリーウォーク 「森を感じる1日~大人の休日編」開催しました!

立山の里山の豊かな自然をめぐる立山カントリーウォーク。第3回の今回は、立山町の美女平にて「森を感じる1日~大人の休日編」を開催しました。

 

この「立山カントリーウォーク」という企画は、もう一つ私が企画している「里山を巡る音旅in立山」と同様に、外から来た私が立山町の里山を中心に素晴らしいと感じた場所を、ツアーという形で地元の方と町外の方の両方にご紹介しようという目的で始めました。地元の方にはその土地が持つ魅力を再発見する機会を提供し、町外の方には立山町の素晴らしい場所をご紹介できればと思っています。今までにグリーンパーク吉峰でスノーシュー体験、2回目は芦峅寺でのネイチャースキー、また「音旅」で東谷地区小又や岩室の滝をご紹介してきました。

 

ただその場所の魅力を最大限お伝えするためには、優秀なガイドが欠かせません。この「立山カントリーウォーク」は、自然インタープレターとして豊富な経験を持つ井原慎吾氏と、「歩くことを目的とせず土地を感じるツアーをしたい」と意気投合し始めたものです。立山町の土地の持つ魅力を最大限、参加者にお伝えしたいと、二人で切磋琢磨してツアーを作り上げてきています。

 

今回第3回でご紹介したのは、立山黒部アルペンルートの玄関口に程近い「美女平」です。この美女平は、アルペンルートで室堂方面へのケーブルカーからバスの乗り換え場所にあるのですが、あまりに通過されるだけの人が多い場所です。しかし美女平には、豪雪地域で千年を超えて生きてきた立山杉が多く存在し、日本および世界をみても非常に貴重な森なのです。それなのに、立山町在住の方でも「美女平」に行ったことがある人が本当に少ないことに気がつき、あえてこの場所をセレクトしました。今回の参加者10名も地元の立山町や上市町がほとんどだったのですが、美女平に行ったことがあった人は3名だけでした。

美女平の遊歩道(今回は一番短いところを歩きました)
美女平の遊歩道(今回は一番短いところを歩きました)

晴れた当日は9時立山駅集合で、そのままケーブルカーに乗り20分ほどで美女平に到着です。こんな貴重な立山杉の原生林が、町内の中心から45分もいけば出会えるとは、なんと贅沢な町なのでしょうか。ここからツアーをスタートし、美女平の遊歩道を進みます。準備体操の後は、まず森と心の距離を近づかせるため、参加者全員で目をつぶり森の音に耳を澄ましました。こうして初めて気がついたのは、森には鳥の声、虫の声、風が葉を揺らす音など、人口の音が無いのになんとも賑やかだということ。「声を出さないで」という井原さんのナビゲートのもと、参加者全員で森の遊歩道をゆっくりゆっくり進みました。森が自分自身に入ってくるのを感じます。参加者の皆さんは森で感じたことを、声を出さずにジェスチャーで伝え合います。

それからすぐに樹齢千年を超えるような立山杉が何本も現れます。豪雪を千年も耐えてきた立山杉は、その形がどれも非常に個性的で、植物が持つ強い生命力が感じられます。

立山杉の前にて
立山杉の前にて

少し歩くと一本の立山杉の近くで休憩をし、そして森のスケッチタイム。皆さん思い思いに、森で感じたことを画用紙にクレヨンで描いていらっしゃいました。あらためてスケッチをしてみて、木の表情がこれほど彩りがあることをはじめて知りました。

スケッチをする参加者
スケッチをする参加者

また少し歩くと、今度はランチタイム。森のなかの少し広くなった場所で、みなさんで持ってきたお弁当をいただきました。そしてその後はこのプログラムの一番のお勧め、「森の昼寝」です。皆さん好きな場所を見つけ目を閉じています。はじめは森のなかで眠れるかとおもっていたのですが、しばらくすると森の心地よさにウトウトしてきました。時間にして20分ほどだったのでしょうがとても長い時間に感じました。井原さんのほら貝の音を聞き、目の前の世界に戻ってきました。木を触れて、鳥や虫の声のなかでの昼寝は、なんと贅沢な時間だったのでしょうか。まさに森を感じた時間でした。(写真5:立山杉の3姉妹)

立山杉の3姉妹
立山杉の3姉妹

遠くに雷鳴が聞こえ始めたとき、ガイドの井原さんの判断で最短距離にて美女平駅に戻りました。そして参加者全員が駅に到着したとき、豪雨が降り始めました。誰も濡れることなく、ツアーが終了。参加者の皆さんが、晴れやかで優しいお顔になっているのがわかります。また皆さん自己紹介もしていなかったに、年代を超えて親しくなっていました。これは森がもたらす魔法のようでしたね。

 

普通に歩くと1時間くらいの距離を、あえて森の中で4時間近く過ごしました。こんな素晴らしい場所を、ぜひ町の人にも町外の人にも知ってほしい。実は井原さんのプログラムには、森林両方のエッセンスがとりいれられていて、ストレスや疲れがたまっている方、夜ぐっすりと眠れない方、心も身体もリフレッシュしたい方にもぜひオススメです。それにしても当日、美女平の遊歩道ですれ違った方は、わずか3組の方のみでした。ここは通過するだけには、あまりにもったいない素敵な場所です。

 

この立山カントリーウォーク、次回は10月頃に立山町の新瀬戸地区にて、「陶芸を感じる1日」を開催する予定です。また詳しいご案内は後日掲載させていただきます。皆さんも立山の魅力ある場所にいらっしゃいませんか?

 

富山県立山町「地域おこし協力隊」

小島 路生

 

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