「立山こころビレッジ」の人々① 77歳の現役大工さん

一昨日から始めた協力隊通信をもって、立山町里山の集落すべて220家屋のお宅周り。一日目は12軒、二日目は8軒となかなか数は延びていません。でもゆっくりでも着実に進んでいければと思っています。

そして今日は三日目、朝から集落周りスタート。そこですぐ一軒目でお会いしたのが、77歳の現役大工、中川忠策さん。私のご近所のお宅で、古くなった蔵の外壁に板を張り修繕されていらっしゃいました。まず驚いたのは、その身の軽さ。77歳のご年齢ながら、自分で足場を組み立てられ、その上にひょいと乗り、金槌で板を打ち付けていきます。今日は偶然に、大工の息子さんと二人で仕事をされていましたが、いつもは一人で仕事をされているそうです。お二人で、「4尺三寸のところで切ってくれ」「はいよ」と軽快なキャッチボールで、仕事を進めていきます。ちなみに今でも、長さは「尺」を使っています。「センチメートルはお役所仕事のみ」だそうです。

忠策さんは19歳のときから5年間、現在の富山市の方で年季(奉公)に出られ、24歳で独立しました。それから53年間、建てた家は数知れず、今でも現役の大工を続けていらっしゃいます。息子さんに「仕事はお父さんから教えてもらったのですか?」とお聞きしたところ、「仕事は自分で覚えたよ。教えてもらったことはない。」とのこと。職人の世界というのは、自分で技を盗むものだそうです。

はしごの上の80歳九曜さん
はしごの上の80歳九曜さん

そこでふらっと出て来られたこの家の住人、80歳の九曜さん。「ちょっと手伝ってくれといって」、おもむろにはしごを屋根までかけられると、「瓦を直すんじゃ」とはしごを登りはじめました。なんという元気さ。惚れ惚れしてきます。こちらの高齢の方は本当に元気です。

最後に忠策さんに「仕事は楽しいですか」とお聞きしたところ、「楽しい。建っていくのを見るのがええ。足が痛くて立てなくなるまでやるんじゃ」と、おっしゃていました。

 

こんな日常が、ここ「立山こころビレッジ」では繰りひろげられています。

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コメント: 1
  • #1

    おかいさん (火曜日, 01 2月 2011 08:02)

    今朝の朝日新聞で見ました、地域おこし頑張ってますね~、
    中川大工さんすごいですね・・元気だから働けるのか、
    働くから元気なんでしょうね~